オープンソース

「Python 2.5.6」リリース、2.5系最後のリリース

Python Software Foundationは5月27日(現地時間)、オープンソースのスクリプト言語であるPython 2.5.xの最新版、「Python 2.5.6」をリリースした。

Pythonは、UNIX系OS、Mac OS、Windowsで動作するオブジェクト指向のスクリプト言語。Cライクな構文が採用されており、豊富なライブラリが用意されている。

今回のPython 2.5.6は、文法変更などはなく、バグ・不安定性の強化にとどまっている。また、バイナリはリリースされず、ソースコードのみのリリースとなる。位置づけとしてはメンテナンスリリースであり、かつ本リリースを持って2.5系列のリリースは終了となる予定だという。Pythonは2010年7月に「Python 2.7」がリリースされているため、「Python 2.5.x」系は最新版ではない。最新の系列は「Python 3.0.x」系であり、「Python 2.x.x」系とは一部互換性がない。公式には、Python 2.5系列のユーザには「Python 2.7」もしくは「Python 3.0」系列への移行が推奨されている。

Python 2.5.6は、Webサイトから無償でダウンロード・利用することができる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
プレスリリース