オープンソース

情報処理推進機構、IPAex明朝フォントの最新版、「IPAex明朝フォントVer.001.03」をリリース

情報処理推進機構(IPA)は12月2日、「IPAex明朝フォント」の最新版、「IPAex明朝フォントVer.001.03」をリリースした。

IPAフォントは、誰でも無償で利用できる日本語文字フォント。OSなどの基本ソフトウェアをはじめとしたソフトウェアで利用できる。プラットフォームの種類を問わず、多様な情報機器で共通に利用でき、どの環境の下でも同じ品質で文字の表示・印刷ができる。

IPAは、文化審議会における常用漢字表改定作業に協力しており、そこでの議論に用いられる文字フォントを作成してきた。2010年6月に文部科学省に答申された「改定常用漢字表」および2010年11月に内閣告示された「常用漢字表」は、IPAから提供されたフォントによって印刷されている。「IPAex明朝フォント Ver.001.03」は、「常用漢字表」に用いられたフォントを一般公開したもの。この改訂によりIPAex明朝フォントは、常用漢字表の通用字体に準拠した字体として利用できる。

IPAex明朝フォントは、OSS iPediaのWebサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
プレスリリース(pdf)