オープンソース
メールクライアント「Sylpheed 2.2.0安定版」リリース
国産のメールクライアント&ニュースリーダ「Sylpheed」の最新安定版、2.2.0がリリースされた。このバージョンから、Sylpheedは正式にWindows (2000/XP)対応となった。また、検索機能、安定性の向上などの機能強化が施されている。
Sylpheedは、GNU GPL (ライブラリ部分は GNU LGPL) に従って配布されており、ライセンスに従って自由に利用・改変・再配布が可能。GUIツールキットにGTK2を使用することで、フォントのアンチエイリアス表示や、αブレンディングを利用したアイコンの表示など、美しい表示を実現している。
Sylpheedの新バージョンの新機能は多数あるが、一例として
○Windows対応となった
○検索フォルダ(仮想フォルダ)を実装
○クイックサーチ(サマリの絞りこみ検索)を実装した
○スペルチェック機能を実装(GtkSpellが必要)
○HTMLメッセージの文字実体参照の対応を強化
○SMTP、POP3セッション時のメモリ消費量を大幅に削減
などがあげられる。
なお、コア部分がライブラリとして分離され、そのライセンスがLGPLに変更されている。
「Sylpheed」は、Webページから無償でダウンロード・利用可能。
(川原 龍人/びぎねっと)
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