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レッドハット、RHCEの上位の技術認定資格「RHCA」のトレーニング及び認定試験を開始
レッドハットは2月15日、同社の最上位の技術認定資格プログラムRHCE(Red Hat Certified Engineer)のさらに上位に位置づけられる認定資格、「RHCA(Red Hat Certified Architect)」を新たに設定し、トレーニングコースを2006年3月から提供すると発表した。
RHCAは、Red Hat Enterprise Linuxでより高度なシステム運用・管理技術を身につけたい技術者を対象にした、大規模システム管理技術認定資格プログラム。すでに提供されているRHCEの上位に位置づけられ、RHCEのスキルレベルをさらに上回る複雑かつ高度な運用・管理、障害解析、およびセキュリティ対策技術を獲得できる。また、レッドハットが提供しているサービスソリューションソフトウェア( Global File System, Cluster Suite, Directory Server, Red Hat Network Proxy/Satellite)連携していることも特徴。
RHCAは、5つのサブ試験(エンドースメント試験)により構成され、すべてのサブ試験に合格して、はじめてRHCAを取得することができる。すべての試験およびトレーニングコースはRed Hat Enterprise Linux 4で行われ、RHCEと同様に「実技・実習形式」にて提供される。
受講に際しては、RHCE取得が前提条件ではないが、RHCEレベルの技術/知識が要求される。
新規に開始されるコースと認定試験は次の通り(価格はいずれも税込)。
○トレーニングコース(いずれも4日間)
・エンタープライズ セキュリティネットワークサービスコース (315,000円)
・エンタープライズシステムの導入・運用コース(420,000円)
・エンタープライズディレクトリサービスおよび認証コース(346,500円)
・エンタープライズストレージ管理コース(504,000円)
・エンタープライズシステムの監視とパフォーマンスチューニングコース(420,000円)
○RHCA試験(いずれも1日)
・エンタープライズ セキュリティネットワークサービス試験(94,500円)
・エンタープライズシステムの導入・運用試験(94,500円)
・エンタープライズディレクトリサービスおよび認証試験(94,500円)
・エンタープライズストレージ管理試験(94,500円)
・エンタープライズシステムの監視とパフォーマンスチューニング試験(94,500円)
(川原 龍人/びぎねっと)