オープンソース

交野市、オープンソースソフトウェアの採用開始、成果を各市町村の取り組みの資料化へ

交野市は8月12日、内部の事務処理や文書作成を行うパソコンネットワークにおいて、オープンソースソフトウェアによるデスクトップ環境の採用を開始したと発表した。

市では、市役所内のオフィス文書ファイル形式について、ODF(Open Document Format)形式の採用を決定し、移行作業に着手するため、全事務処理用PCへのOpenOffice.orgのインストールおよび運用を開始した。今後、平成23年4月からODFを公式保存文書データとするため、順次保存する文書データのODF化を進めていくという。すでに7月中に、市役所の全ての内部事務処理用PCへのOpenOffice.orgのインストールが完了しているという。

今後は、操作研修の実施やヘルプデスクの活用をしながら、問題点の抽出や解決にあたり、平成23年度からOpenOffice.orgを標準オフィスソフトとしたODFによる文書保存を正式に運用していく。この事業で得られた成果は大阪府内自治体間で共有され、今後各市町村の取り組みの資料とするという。

(川原 龍人/びぎねっと)

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