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Pentera、Linux向けにランサムウェア被害の影響を評価するツール「RansomwareReady」の最新アップデートを提供開始

 Penteraは7月10日(現地時間)、Linux向けのランサムウェア被害の影響を評価するツール「RansomwareReady」のメジャーアップデートをリリースした。

 Penteraは、実際のサイバー攻撃手法をベースとしたシステムへの不正侵入などの影響を評価するソリューションなどを展開しているセキュリティ企業。今回の「RansomwareReady」の最新版では、近年に世界中で猛威を振るう「LockBit 3.0」の攻撃活動によるシナリオが追加された。同社は、ツールによってLockBit 3.0が用いる戦術・技術・手順(TTP)をエミュレートすることにより、実際の攻撃に対してセキュリティ運用センター(SOC)や脅威検知ツールなどの有効性を評価できるという。

 「RansomwareReady」は、「Maze」「REvil」「Conti」「LockBit 2.0」「LockBit 3.0」などのランサムウェアの攻撃をエミュレートし、脆弱なエンドポイントとシステム環境の横方向の経路を特定する。これによりセキュリティを強化し、組織がランサムウェアに備えることができるよう、優先順位をつけた修復ガイドを提供するという。

(川原 龍人/びぎねっと)

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