オープンソース

Oracle、Red Hat Enterprise Linux 9ベースの「Oracle Linux 9.4」をリリース

Oracleは5月15日(現地時間)、Red Hat Enterprise Linux 9.4をベースとしたLinuxディストリビューション、「Oracle Linux 9.4」をリリースした。

「Oracle Linux 9.4」は、Red Hat Enterprise Linux 9.4をベースとし、ドキュメントや商標に関する項目を削除・変更したディストリビューション。Oracle Linuxでは独自の「Unbreakable Enterprise Kernel」と呼ばれる、カスタマイズされたkernelを採用しており、これがデフォルトでのカーネルとなっている。Red Hat互換のカーネルも搭載しており、選択して起動することが可能。

「Oracle Linux 9.4」では、Git 2.43。GCC Toolser 13、Performance Co-Pilot、cmakeなどのアップデートが施されたほか、「nvme-stas」や「realmd」などの systemd サービス用の新しい SELinux ポリシー ルールの採用など、いくつかの重要な強化・変更が加わっている。

リリースされたのは、x86版(32ビット)とx86_64版(64ビット)。Oracle Linux 9.4は、Webサイトからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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