オープンソース

ネットワークプロトコルアナライザ「Wireshark 4.2.5/4.0.15/3.6.23」リリース

Wireshark Foundationは5月15日(現地時間)、ネットワークプロトコルアナライザ「Wireshark 4.2.5/4.0.15/3.6.23」をリリースした。

Wiresharkは、以前Ethrealの名称で公開されていたネットワークプロトコルアナライザ。パケットキャプチャやプロトコル解析により、ネットワークの解析を行うことができるツール。「Wireshark 4.2.5」では、「MONGO」および「ZigBee TLV」ディセクターの無限ループの脆弱性など、複数の不具合が修正されている。同様の不具合の一部は「4.0」「3.6」系列にも存在するため、同じ処置を施した「4.0.15/3.6.25」もリリースされた。ユーザはアップデートが強く推奨される。

なお、「3.6.23」は、「3.6系列」の最終リリースとなる見通し。これにより、32bit版Windowsなど一部の古いOSではサポートが完全に打ち切られることになる。

「Wireshark 4.2.5/4.0.15/3.6.23」は、Windows版、Linux版(Red Hat向け・Debian向けなど各ディストリビューション向けパッケージも用意)、FreeBSD版、SolarisやHP-UXなどに対応したUNIX版、Mac OS X版パッケージが用意されている。「Wireshark 4.2.5/4.0.15/3.6.23」は、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
リリースノート(4.2.5)