サーバー/ネットワーク
NTTコムウェア、性能を向上させた小型Linuxサーバ「L-Box」を2月1日に発売
NTTコムウェアは1月25日、同社が提供してきた小型Linuxサーバ「L-Box」の性能を向上させ、2月1日から発売開始すると発表した。
L-Boxは、2003年7月に発売開始した小型のLinuxサーバ。汎用性の高さから多方面から利用されてきたが、新たなニーズにも応えるため、ハードウェアを中心に性能の向上を図り、今回の発売となった。
L-Boxのサイズは大きさ119mm×68mm×98mm、重さ267gと超小型ながら、Ethernet、RS-232C、PCMCIAカード、CFカードなど多くのインターフェース端子を備えている。
今回の性能向上の内容は、
○CPUクロック:200MHzから240MHzへ
○メモリ:32MBから64MB へ
○内蔵ストレージ(CF):32MBから128MBへ
○内蔵時計バックアップ:電源供給が断たれた後も時刻データを48時間以上保持するよう改善
○ACアダプタ:更なる省スペース化を実現
○Linux kernel:2.4.18から2.4.28へ
○スロットの汎用化:無線LANカード専用スロットを、モデムカードやCF(ストレージ) でも利用可能に
OSにはオープンソースのLinuxを採用し、利用者自身で周辺環境にあわせたOSの拡張やアプリケーションソフト開発が可能。単体でも、ファイアウォールを備えたブロードバンドルータやプログラム制御可能な各種ネットワーク装置として利用可能。
価格はオープン。NTTコムウェア及び同社販売代理店を通しての販売となる。
(川原 龍人/びぎねっと)