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産総研、ネットワークからOSをダウンロードして起動するXenoppix、「HTTP-FUSE Xenoppix試験版」を公開

産総研は1月24日、ネットワークからOSをダウンロードして起動するHTTP-FUSE KNOPPIXと、仮想マシンXenを組み合わせた「HTTP-FUSE Xenoppix試験版」を公開した。これを利用すると、6.5MBの起動CD-ROMを利用するだけで、Xenoppixを利用することができる。

従来のXenoppixはサイズが大きかったためDVDによる提供となっていた。CD-ROMサイズのXenoppixも提供されていたが、ゲストOSが限られるという難点があったため、ゲストOSとしてPlan9やNetBSDなどを利用するためには、DVDドライブ搭載のコンピュータが必要であった。今回公開されたHTTP-FUSE xenoppixを利用すれば、ネットワーク経由でHTTPを利用してOSをダウンロードし、OSを起動するため、CD-ROMドライブを搭載したコンピュータでXenoppixが利用できる。

Xenoppixは、ワンCD LinuxであるKNOPPIXと仮想マシンXenを組合わせたもので、ゲストOSをあたかもスタンドアロンで起動したかのように利用できるのが特徴。今回のHTTP-FUSE Xenoppixを利用すれば、仮想マシン上でゲストOSとしてNetBSD、Plan9が利用できる。

HTTP-FUSE Xenoppixの起動CD-ROMのイメージは、産総研のWebサイトから入手することができる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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