オープンソース
Microsoft、「Windows Subsystem for Linux 2.0.0」をリリース
Microsoftは9月19日(現地時間)、「Windows Subsystem for Linux 2.0.0」をリリースした。
「Windows Subsystem for Linux」は、Windows上でLinuxを動作させるサブシステム。従来技術である仮想マシンやデュアルブート セットアップのオーバーヘッドなしで、ほとんどのコマンド ライン ツール、ユーティリティ、アプリケーションなどのLinux環境をほぼそのまま Windows上で直接実行することができる。
「Windows Subsystem for Linux 2.0.0」はメジャーアップデートの位置付けとなっており、「自動メモリリクレイム機能(autoMemoryReclaim)」機能により、LinuxカーネルがI/Oキャッシュなどのために確保したメモリが仮想マシンが終了することなく時間が開いたときに開放されるようになったほか、WSL仮想ディスクをスパース処理して縮小できるように対応できるようになった。また、LinuxとWindowsのネットワークをこれまでよりも同等に扱えるようにする新しいネットワークモードが追加されるなど、数多くの機能強化が施されている。
「Windows Subsystem for Linux 2.0.0」は、GitHubなどから入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)