仮想化技術
「VirtualBox 3.2.0」リリース
VirtualBoxの最新版、「VirtualBox 3.1.8」が5月18日(現地時間)リリースされた。
VirtualBoxは、ホスト上に仮想マシンを作成し、その上で別のOSを実行することができるソフトウェア。Windows版、Linux版、 BSD版などが用意されており、個人利用または評価目的の場合は無償で利用可能。また、ソースコードがOSE版としてGPLの下で公開されている。
VirtualBoxでは、仮想マシンからUSB機器を利用したり、Windowsのリモートデスクトップ接続を仮想マシンへ接続する、などが可能。3Dアクセラレーションをサポートしており、64ビットゲストにも対応している。
「VirtualBox 3.2.0」は、メジャーアップデートリリース。ゲストOSとしてMac OS Xをサポートした(ホストOSをAppleのハードウェアで実行する必要がある)ほか、「Oracle Enterprise Linux」や「Ubuntu 10.04 LTS」もサポートする。また、Core i5、Core i7、Xeon 5600などの最新CPUに対応したほか、Large Pageへの対応、仮想環境におけるネットワークサブシステムの最適化など、数々のパフォーマンスの改善が施されている。その他、数多くの機能強化・改善・不具合の解決などが施されている。
VirtualBoxは、バイナリ版とOSE版があり、共にWebサイトから入手できる。OSE版(Open Source Edition)はGPLライセンスの下で配布されているため無償で利用可能、バイナリ版は個人利用・評価目的に限り無償利用可能となっている。VirtualBoxは、Webサイトから入手できる。
なお、VirtualBoxの開発元であるInnotek社は、2008年にサン・マイクロシステムズに買収されている。
(川原 龍人/びぎねっと)
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