オープンソース
「PostgreSQL 9.0 ベータ版」リリース
The PostgreSQL Global Development Groupは4月29日、リレーショナルデータベース管理システム「PostgreSQL」のメジャーバージョンアップ、「PostgreSQL 9.0」の、初のベータ版がリリースされた。
「PostgreSQL 9.0」では、PostgreSQLに初めてスケールアウト可能な組み込みの「レプリケーション機能」を搭載、この機能は、「ホットスタンバイ」と「ストリーミングレプリケーション」という2つの機能から構成されている。また、「Windows 64bitプラットフォームのサポート」、「LISTEN/NOTIFYの改良による性能向上とメッセージ送信機能強化」、「関数を作成せずプロシージャが実行できる DO キーワード」、「条件付きトリガと列更新トリガ」、「PL/Python での Python3 のサポート」、「PL/Perlの大幅な改善」、「キー/バリューデータサポートの強化」、「オプティマイザによる、利用しないJOINの削除」などが新しく加わっている。
今回のリリースはベータリリースであり、バグフィクス・試用・実験などの目的以外での利用は推奨されない。一般のユーザは、正式リリースの利用が推奨される。
「PostgreSQL 9.0」ベータ版のソースコードやバイナリは、Webサイトから無償で入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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