オープンソース
Prossimo Project、「sudo」および「su」をRust言語で再構築する作業を開始
Internet Security Research Group(ISRG)のProssimo Projectは4月26日(現地時間)、UNIX系OSで利用されている「sudo」および「su」を、Rust言語で書き直し、再構築する作業を開始したと発表した。
「sudo」は、1980年代から利用されているツール。当初のsudoはC言語で実装され、現在でもC言語で開発が継続しているという。しかし、C言語で実装されていることが原因で、メモリの安全性に関連する脆弱性の問題が複数回発生したという。
Prossimo Projectは、広く利用されており、重要な機能を担う「sudo」が、「memory safe」でない言語で実装されていることから、これをRust言語で実装しなおす作業を開始した。作業に当たって同プロジェクトはこの作業への投資も行っている。作業過程および成果物は、GitHubに公開される。
(川原 龍人/びぎねっと)