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岸和田市、西日本NTT西日本、コドモン、顔認証技術を活用した登園把握の実証実験を開始
岸和田市、西日本電信電話(NTT西日本)、コドモンは1月31日、ICTを用いて「子ども・保護者の安心・安全の確保」と「保育現場の負担軽減」を図ることを目的に、顔認証技術を活用した登園把握の取り組みとして、実証実験を開始すると発表した。
昨今、保育現場においては、人手不足が大きな問題となっている。この中で、保育現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進め、「子ども・保護者の安心・安全の確保」と「保育現場の負担軽減」を実現することは急務となっている。また、DXの側面でとらえると、ICTの進歩によって顔認証等の生体認証の信頼性は飛躍的に高まっており、オフィスや工場等の入退室における活用が急速に進んでいる。
岸和田市、NTT西日本、コドモンは、保育現場においても顔認証技術を活用することで迅速かつ正確な登園把握が可能となり、「子ども・保護者の安心・安全の確保」と「保育現場の負担軽減」に寄与できるとし、子どもの登園把握における顔認証技術の効果検証を目的に、実証実験を実施する。
本実証実験では、ICT サービスCoDMON(コドモン)のQRコードを利用した登園打刻データと顔認証データを突合し、子どもに対する顔認証の精度などの効果検証をするとともに、CoDMONの出欠データや通知機能を活用して欠席連絡がない未認証園児の保護者へのメール通知及び既読管理の仕組みを構築する。これらにより、保育現場のDXを推進し、ヒューマンエラーを起因とする事故の発生リスク低下をめざす。
実施期間は2023年2月13日~3月11日。
(川原 龍人/びぎねっと)
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