オープンソース

「Wine 8.0.0」リリース

Wine HQは1月24日(現地時間)、x86アーキテクチャ上のLinuxなどでWindows向けアプリケーションを動作させるソフトウェア、「Wine 8.0.0」をリリースした。

Wineは「Wine Is Not an Emulator」の略称であり、その名の通りエミュレータを動作させるのではなく、Windowsアプリケーションをネイティブ動作させるソフトウェア。X Window Systemを利用して、Windows向けのGUIアプリケーションを動作させることができる。

「Wine 8.0.0」では、すべてのモジュールがPEフォーマット(Portable Executable)に変換された。この変換は以前から徐々に進められてきたが、本バージョンで完遂した。また、UNIXライブラリにおいてWoW64サンクが基本的に実装されるなど、さまざまな機能強化・修正が施されている。

「Wine 8.0.0」は、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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