オープンソース

Cライブラリのglibc最新版、「glibc 2.36」リリース

GNU Projectは8月2日(現地時間)、UNIX系OSなどで広く利用されているCライブラリであるGNU C library(glibc)の最新版、「glibc 2.36」のリリースを発表した。glibcは、C言語で記述されたプログラムで利用される関数のフリーなライブラリであり、Linuxでは事実上の標準実装となっている。

「glibc 2.36」では、Linuxの新しいマウントAPIに対応したfsopen、fsmount、move_mount、fsconfig、fspick、open_tree、mount_setattrが利用できるほか、DT_RELRが追加されるなど、複数の機能強化および変更が施されている。また、いくつかの古いファイルの削除、不具合の修正も施されている。

「glibc 2.36」のソースコードは、GNU Projectのダウンロードページや、ミラーサイトからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
GNU C library(glibc)
リリースノート