セキュリティ情報

Akamai、Linuxを標的とする新しいボットネットPanchanに関する注意喚起

 Akamai Technologiesは6月15日(現地時間)、Linuxを標的とする新しいP2Pボットネットの「Panchan」に関する注意喚起を発表した。

「Panchan」は、3月に発見されたGo langによるボットネット。システム内のSSH鍵を収集して自動的に感染範囲を拡大する機能を持っている。感染したホストに暗号通貨マイナーをデプロイして実行する、暗号通貨のマイニングを勝手に行うボットネットになっている。現在わかっている限り、XMRigとnbhashという暗号通貨マイナーを実行するという。また、ボットネットが検出されないように、マイナーは記録されないようになっている。なお、管理パネルのインタフェースが日本語で書かれているため、作成者が日本にいる可能性があるという。

Akamaiは、「Panchan」の検出に役立つ痕跡に関する情報を公開している。

(川原 龍人/びぎねっと)

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