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日本ネットワーク技術者協会、「IPv6検定基礎試験」を2023年3月より開始
日本ネットワーク技術者協会は3月23日、「IPv6検定基礎試験」を2023年3月より開始すると発表した。
RFC 7381では、「IPv6 はIPv4 よりもセキュアというわけではない(IPv6 Is No More Secure Than IPv4)」という章がある。現状ではIPv6にとっての大きな脅威の1つに、セキュリティを確保しながら運用できる経験者が不足していることであるとされており、IPv6に十分な知識を持ちセキュリティを確保しながら運用できる経験者の育成が急務となっている。IPv6を理解したネットワークエンジニアが増えることで、IPv6対応がスムーズに行え、IPv6を知らないことで発生するようなセキュリティや運用上のリスクを回避もしくは軽減できようになる。
「IPv6検定基礎試験」は、国内のIPv6有識者である小川晃通氏をIPv6アドバイザーとして招き、IPv6検定の試験問題作成や同試験の普及活動を依頼している。
「IPv6基礎検定」は、初級ネットワークエンジニアとネットワークの運用管理を行う技術者を対象に、IPv6の基礎的な知識を問う試験となっている。主教材での想定学習時間は約40時間を想定しており、設問数は40問、試験時間は60分、合格基準は70%正解としている。
受験は通年可能となっており、受験料金は1万円(税別)、試験会場は全国300か所のCBT-Solutionsテストセンターとなっている。
(川原 龍人/びぎねっと)
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試験要項