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「Raspberry Pi OS」が2種類のDebianバージョンをベースとしたものに

Raspberry Pi財団は、「Debian」をベースとする2種類の「Raspberry Pi OS」バージョンを提供することを決定した。

 提供されるのは、「Debian Bulseye」(現行安定版)がベースのRaspberry Pi OSと、Bullseyeの前のバージョンである「Debian Buster」(2019年リリース)がベースの「Legacy」リリースの2種類。
 
 これまで、Raspberry Pi財団はRaspberry Pi OS(旧称「Raspbian」)について、一種類のリリースのみのサポートとしてきた。このことによって、Debianが新しいブランチに移行する際に大きな問題が起きる可能性があるためだという。

 BusterをベースとするRaspberry Pi OSは「Raspberry Pi OS(Legacy)」としてリリースされる。このバージョンも同梱されるパッケージが更新される間はアップデートが提供される。また、次期Debianがアップグレードされた場合には、「Raspberry Pi OS(Legacy)」は「Bullseye」をベースとしたものになるという。

(川原 龍人/びぎねっと)

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