オープンソース

ベリサーブ、「ツールを用いたオープンソースソフトウェア管理の自走化支援サービス」を拡充

ベリサーブは11月30日、品質創造の観点から「ツールを用いたオープンソースソフトウェア(OSS)管理の自走化支援サービス」の拡充を行うと発表した。

 同社は、ソフトウェア開発に伴いOSSが企業などで活用される一方、脆弱性対応や管理手法に課題を抱える企業が多いという現状を踏まえ、OSSの自走化支援サービス開発を拡充する。同社へは「OSSに関する知見を持った社員がいないため手探りで運用をしている」「OSSの脆弱性は日々発見をされるが海外の情報を素早く入手することが難しい」「OSSのライセンス情報や脆弱性情報の管理は部署ごとに管理方法が異なるため、他部署と共有や全社でガバナンスを効かせることが難しい」といった相談が寄せられているという。

 同社は、OSSの利活用におけるリスクに対応するため、OSSを活用した開発において、「水際」の不具合検出のみならず、開発プロセス全体でのリスク管理が必要であり、開発チームが自発的にOSSを管理できている環境作りが肝要だとしている。この状況を受け、同社はOSS管理の自走化を目指すニーズに対応するサービスとして、専任エンジニアによるOJTでの「OSS管理技術の移管サービス」を提供する。

 本サービスでは、シノプシス社のツール「Black Duck」 を用いて、開発チームが自走してOSS管理を行える技術移管を行うとしている。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
ニュースリリース