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BleepingComputer、「cron」に潜むトロイの木馬について発表

 BleepingComputerは11月25日(現地時間)、新しいタイプのトロイの木馬「CronRAT」について発表した。

 「CronRAT」はLinuxサーバに身を隠すトロイの木馬(RAT)。「CronRAT」は、Linuxサーバのcronジョブを悪用し、存在しないはずの2月31日に身を隠して存在する。発見するのは容易ではなく、また、多くのセキュリティ製品がLinuxのcronシステムをスキャンしない点も発見を厄介にしている。

 「CronRAT」は、「自己破壊、タイミング変調、外部の専用サーバと通信するためのプロトコルを備えたBashプログラム」をドロップするという。珍しいタイプのトロイの木馬であり、今後注意が必要だとしている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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