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新しいトランスポートプロトコル「QUIC」が「RFC 9000」として標準化

IETFは5月28日、新しいトランスポートプロトコル「QUIC」を、標準化した技術仕様「RFC 9000」として発表した。

QUIC (Quick UDP Internet Connections) 、TCPの代替を目指して開発されている新しいトランスポートレイヤーネットワークプロトコル。パケットの再送、輻輳制御など、信頼性のある通信を実現するとともに、TLS/SSLと同等のセキュリティ保護も担う。現在は、C、Rust、Java、Go、Python、Erlang、JavaScriptなど、様々な言語でライブラリとしてQUIC実装が可能。

今回、IETFがQUICの技術仕様として「RFC 9000」を発表したことにより、QUICが標準化されたものとして認定されたことになる。

開発はGoogleが主体となっており、BSDライセンスの下でChromium ProjectおよびGitHubにコードが公開されている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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