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NICT、東京大学と共同開発した自動並列化深層学習ミドルウェア「RaNNC」をオープンソースとして公開

 情報通信研究機構(NICT)は3月31日、東京大学と共同開発した自動並列化深層学習ミドルウェア「RaNNC(Rapid Neural Net Connector)」をオープンソースとして公開した。

 「RaNNC」は、深層学習ソフトウェア「PyTorch」向けに記述した既存のニューラルネットワーク定義を入力することで、実行速度を最適化しながら、各GPUのメモリに収まるようにニューラルネットワークを分割し、データ並列とモデル並列とのハイブリッドにより複数のGPUを用いて並列に学習するミドルウェア。

 「RaNNC」は、従来に比べ大きな規模のニューラルネットワークも学習できること、既存のソフトウェアと異なり、適用可能なニューラルネットワークの種類に制限がない点などが特徴だという。

 「RaNNC」のソースコードはGitHubで公開されている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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