セキュリティ情報

情報処理推進機構、Webブラウザの通知機能を悪用したサイバー攻撃に関して注意喚起

  情報処理推進機構は3月9日、Webブラウザの通知機能を悪用したサイバー攻撃に関して注意喚起を発表した。

 このサイバー攻撃は、Webブラウザの通知機能を悪用して偽の通知を表示させ、不審なサイトにアクセスさせる手法。攻撃手法の例として、CAPTCHA認証などを装った画面を表示させて通知表示の「許可」を押させるように誘導する、通知許可が得られた場合「パソコンがウイルスに感染した」「スマートフォンをクリーンアップしてください」などの通知を表示する、通知表示をクリックさせ不審なサイトへ誘導するなどがある。

 また、この攻撃を回避する方法もIPAは対策法を紹介している。 
 
 この攻撃は人間の心理をついて、巧妙に細工されたWebサイトへ誘導しようとする。手口は巧妙になり続けており、注意しているつもりでも騙されて個人情報などを入力してしまうなどの行動をとってしまうことがある。IPAはセキュリティ情報には常に注意を払い、サイバー攻撃の動向を把握することが重要としている。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
注意喚起本文