セキュリティ情報

JPCERT/CC、無効化作戦の対象となったマルウェア「Emotet」に関する現状について報告、引き続き注意が必要

 JPCERT/CCは2月22日、無効化作戦の対象となったマルウェア「Emotet」に関する現状について発表した。

 今回の発表では、2019年10月以降に日本国内でEmotetの感染事例が急増し、2021年1月27日(現地時間)に欧州で共同無効化作戦が遂行された。これにより、Emotetインフラのテイクダウンが実現した。しかし、作戦遂行後にもEmotetの感染は観測されている。Emotetは2021年4月25日に自動的に機能停止となるとみられているが、感染した場合には被害が発生する可能性が高い。

「Emotet」は主にWord形式ファイルを添付したメールとして感染が拡大している。「Emotet」に感染すると、アカウント情報の漏えい、メールやアドレス帳データの窃取、他のマルウェアの二次感染などの被害が引き起こされる危険がある。

(川原 龍人/びぎねっと)

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