オープンソース
イーシー・ワン、Rubyで作られたネットショップ構築パッケージ「EC-Rider」をリリース
イーシー・ワンは11月13日、Ruby言語で開発したネットショップ構築パッケージ「EC-Rider」をオープンソースソフトウェアとしてリリースすると発表した。同時に、EC-Rider をAmazonが提供するクラウド上で稼動させて、サーバインフラの運用もあわせてEC事業者向けに提供する「EC-Rider ASP サービス」を開始する。
EC-Rider は、これまで多くのECサイト開発を手がけたEC-Oneのノウハウを盛り込み開発されたネットショップ構築パッケージ。Ruby言語によって記述されたネットショップ構築パッケージで、今後のソフトウェアの成長効果を見込んでオープンソースソフトウェアとして開発を進めていく。既に機能の開発を完了し、複数のネットショップで稼動している実績があり、現在は2010年1月に予定しているソースコードの公開に向けて最終の準備を行っているという。
EC-Riderには、海外向けネットショップ開設に向け多言語、決済、物流などに対応する機能を搭載している。また、EC-Rider は、LPO 対策機能、クロスセリング対応機能、セット販売対応機能、ポイント対応機能など、サイト訪問から購入リピートまでの消費者行動に合わせた売上向上のための機能を備えている。今後は、モバイルサイト構築機能の追加を予定している。その他、クレジットカード決済を含む決済機能、国内主要運送会社の送り状印刷ソフト連携機能、会計データ入出力機能なども備える。
EC-RiderはGNU GPLv3 の条件のもとで公開予定。また、申し込みだけで利用を開始できるASP(ソフトウェア貸し)サービスとしての提供も行う。ASPサービスはAmazon 社が提供するクラウドサービス「Amazon Web サービス」上で稼動しているので、サーバやミドルウェアなどを用意することなく、月額10 万円から利用できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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