セキュリティ
Google、オープンソースの脆弱性発見を支援するサイト「Open Source Vulnerability」を発表
Googleは2月5日(現地時間)、オープンソースプロジェクトの脆弱性のトリアージを支援し、メンテナーやオープンソースのコンシューマを手助けする脆弱性データベースを提供するサイト「Open Source Vulnerability」(OSV)(https://osv.dev/)の立ち上げを発表した。
OSVは、新しく発見された脆弱性のトリアージに関する問題を自動化し解決することを目的としている。現状では、標準で使用されているバージョンスキームと実際に利用されているバージョンスキームが一致しておらず、適切に対応付けることが難しい作業となっている。このため、CVEなどの脆弱性情報と、実際に利用しているパッケージのバージョンを対応させることが難しくなっている。これにより、脆弱性を見逃してしまっているケースが多いという。
OSVは、どこに脆弱性が存在し、修正情報についても正確な情報を提供することで、オープンソースソフトウェアのコンシューマーが、影響を受けるか否かを正確に判断し、素早くセキュリティパッチを作成することを支援するとしている。
(川原 龍人/びぎねっと)
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