セキュリティ

ソフォス、4つの新しいオープンなAI関連開発をセキュリティに生かす取り組みを発表

ソフォスは12月14日(現地時間)、4つの新しいオープンなAI(人工知能)関連開発を発表した。この4つの開発により、新しいデータセット、ツール、および方法論を利用し、サイバー攻撃に対するセキュリティ業界全体の防御力を拡大・強化できるようになるという。

 同社は、サイバーセキュリティ業界ではAIの方法論や知見の取り込みが遅れており、サイバー脅威の保護に対してAIがどのように貢献しているかについて理解が進んでいない原因になっているとした。ソフォスとSophosAIデータサイエンティストのチームは、AI活用に関する知見の共有を促進し、IT管理者、セキュリティアナリスト、CFO、CEO、およびその他セキュリティ製品の購入・経営に関する意思決定者が十分な情報を得た上で、AIの利点を議論し評価できるようにしたという。

ソフォスは、次の4つの重要な分野についてデータセット、ツール、方法論を提供する。
〇マルウェア検出研究のためのSOREL-20Mデータセット
〇AIを活用した「なりすまし」の防止手法
〇検出されなかったマルウェアを見極めるデジタル疫学
〇YaraML自動シグネチャ生成ツール

(川原 龍人/びぎねっと)

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