オープンソース
「OpenSSH 8.3」リリース
The OpenBSD Projectは5月27日(現地時間)、OpenSSHの最新版、「OpenSSH 8.3」をリリースした。
OpenSSHは、フリーなSSHプロトコルの実装。OpenBSDだけでなく、LinuxやMac OS Xなどでも広く利用されている。「OpenSSH 8.3」では、秘密鍵ファイルに対応する公開鍵がないときに暗号化されていない秘密鍵ファイルのエンベロープから公開鍵を読むようになったほか、sshコマンドとsshdの双方でC実装よりlibcryptoの「chacha20」が優先利用されるようになった。その他に、いくつかの不具合の修正、セキュリティ向上が図られている。
なお、プロジェクトでは、OpenSSHにおいて将来的に「SHA-1」は非推奨とする予告している。
OpenSSHは、BSDライセンスの下で公開されており、OpenSSHのWebサイトから無償でダウンロード・利用できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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