AI・データサイエンス

ユーザーローカル、教育機関向けオンライン試験カンニング防止AIを発表

 ユーザーローカルは4月27日、オンライン試験でのカンニング行為を自動検出する人工知能システムを開発したと発表した。

 このシステムは、受験者のパソコンのWebカメラやスマホカメラ映像から、画像認識ディープラーニング技術により、不正行為を自動で検知する。今回開発したシステムでは、受験者が使用しているパソコンのWebカメラもしくはスマートフォンのカメラを利用して、受験者の様子をAIが監視することで、自宅で受験している場合でも不正行為を防止・検知することが可能になるという。インターネットを利用したオンライン試験実施では「カンニング行為」「替え玉受験」といった不正の防止が難しいという課題があるが、この技術を利用するとカンニング行為を自動で検出できるという。

 具体的には、ディープラーニングによる視線推定、人物推定、年齢推定、姿勢推定、物体検出といったAI技術で不正行為を検知して、不正の疑いがあれば記録を残すようになっている。反対に、不正をしていない受験者のプライバシーを保護のため、AIで顔をマスキングすることも可能。

(川原 龍人/びぎねっと)

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