オープンソース
クリエーションライン、オープンソースクラウド基盤ソフト「Eucalyptus」を活用したプライベートクラウド環境構築サービスを開始
クリエーションラインは9月17日、オープンソースクラウド基盤をコントロールするためのソフトウェア「Eucalyptus」を活用したプライベートクラウド環境構築サービスの提供開始を発表した。
「Eucalyptus」は、Amazonのクラウドサービス「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」と互換性のあるインターフェースを備えたクラウド基盤ソフトウェア。Amazon EC2と同じようなクラウド環境を、自前のハードウェアとソフトウェアで実装することを可能とする。
今回同社が提供するサービスでは、「Eucalyptus」において課題の一つであった冗長化対応を、分散処理システムを併用することで実現している。また、通常であれば「Eucalyptus」はコマンド入力により操作する必要があるが、今回のサービスではコントロールするためのGUIが標準で用意されており、導入後も効率よく運用することが可能である。
プレスリリースによると、本サービスにより、パブリッククラウドを導入するにあたって企業として問題となっていた重要情報を社外に置くというセキュリティ上の問題、およびSLAの問題を解決できるようになった。さらに、社内に置く仮想化環境「プライベートクラウド」を構築する際に問題となる仮想化ソフトウェアライセンス費用の問題なども同時に解決する。
(川原 龍人/びぎねっと)