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ぷらっとホーム、OpenBlockSの意匠を受け継ぐマイクロサーバ「OpenMicroServer」を発表

ぷらっとホームは11月25日、OpenBlockSの意匠を受け継ぐOpenMicroServerを発表した。OpenMicroServerは、OpenBlockSの機能・仕様を維持向上し、カスタマイズが容易になっている。

同社のWebページによると、同製品の活用例として、タグ付きVLAN、ギガビットネットワーク検証用機器、簡易ロードバランサ、認証サーバ、BLOGサーバなどが挙がっている。

同製品に搭載されるOSは、標準ではOpenBlockSで利用されていた「SSD/Linux」が継承されている。SSD/LinuxはOpenBlockS専用のディストリビューションで、ぷらっとホームとユーザグループによって開発されていたもの。カーネルには2.6系が採用され、USB-VGAアダプタやUSB-Wirelessなどが利用できる。また、OpenMicroServerでは、「SSD/Linux」のほか、「Debian 3.1 (sarge)」にも対応しており、ハードウェアリリース時点でインストール方法が公開される。

ハードウェア面ではは、ギガビット×2+10/100×1(PoE受電対応)の計3ポートのネットワークポートを備え、USB2.0、DIOの拡張性の高い外部インターフェースを搭載、JumboFlame、タグ付きVLAN、IPv6等に正式対応している。メモリは、FLASH ROMがこれまでの倍の16MBに、ユーザエリアは2MBとなっている。同製品は、カスタマイズ可能なネットワーク機器として、またアプライアンスベースとして必要な機能を備えている。

価格は、本体が56,400円(税込)。受注は既に開始となっており、出荷時期は2006年1月下旬となっている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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