オープンソース

コンパイラ基盤「LLVM 9.0.0」リリース

LLVM Developer Groupは9月24日(現地時間)、「LLVM Compiler Infrastructure(LLVM)9.0.0」をリリースした。

「LLVM(Low Level Virtual Machine)」は、コンパイル時、リンク時、実行時など、さまざまな時点でプログラムを最適化するよう設計された、さまざまなプログラミング言語を網羅しているコンパイラ基盤。仮想マシンをターゲットとした中間言語を生成し、その仮想マシンに向けたコードを特定のコンピュータに最適なコードに変換する。この作業は言語・アーキテクチャの双方から独立しているため、様々な言語およびアーキテクチャに対応できる。

「LLVM 9.0.0」では、asm gotoに対応したほか、最適化機能の強化、IRターゲットに依存しないハードウェアループをサポートするなど、複数の変更が加わっている。

「LLVM 9.0.0」は、Webサイトから無償でダウンロード・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
リリースアナウンス