オープンソース
GDEPソリューションズ、再起動なしでLinuxカーネルに脆弱性パッチを自動適用する「KernelCare」 の国内販売を開始
GDEPソリューションズは6月24日、米CloudLinuxと代理店契約を締結し、Linuxカーネルのセキュリティアップデートパッチを自動的かつサーバの再起動なしで適用可能にするツール 「KernelCare」 の国内販売を開始すると発表した。
「KernelCare」を利用すると、ダウンタイムやパフォーマンス低下なしでカーネルのアップデート作業を行うことができるようになるとう。複数の事業部門や拠点が存在する大規模環境であっても、メンテナンスに伴うダウンタイムの調整も不要となる。
「KernelCare」の作業手順は以下の通り。
ステップ1 KernelCareセキュリティチームが常時、すべての Linux脆弱性リストを監視
ステップ2 サポート対象のカーネルに影響する脆弱性を感知すると、直ちに脆弱性パッチ(KernelCareパッチ)を作成
ステップ3 KernelCareパッチはバイナリ形式でコンパイルされ、クラウド上のKernelCareパッチサーバにアップロード
ステップ4 KernelCareを利用するLinuxサーバには、KernelCareエージェントをインストール
ステップ5 パッチサーバからパッチ配布準備(パターンが2種類用意されている)
ステップ6 4時間毎にパッチをチェックし、自動的にナノ秒レベルの高速でダウンロードして適用し、システムを防御
KernelCareの販売価格はサーバ1台あたり年間6,000円(税別)から。無償トライアル版も提供される。
(川原 龍人/びぎねっと)