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インテル、新しい仮想化技術を導入したPentiumプロセッサを発表

インテルは11月15日、デスクトップPC向けに、ハードウェアによる仮想化を実現する、新しいPentiumプロセッサを発表した。この仮想化技術により、単一のプラットフォームで、独立した複数のパーティションや“コンテナ”を設定でき、その中で独立した処理を行うことができる。

この技術を応用すると、ユーザの作業を中断させることなく、また重要なアプリケーションに変更を加えることなく、PC の一部分を完全に制御しつつ、セキュリティサービスや管理サービスを実行することができる。これにより、管理性とセキュリティ機能の向上が期待できるという。

仮想化技術からもたらされる利点は、将来的には家庭やエンターテイメントの領域にも応用できるようになるという。たとえば、仮想的なパーティションを利用し、専用のWeb閲覧リソースやビジネス・アプリケーション、個別ユーザのビデオ録画環境などに対して、個々の専用リソースを割り当て、複数のユーザ環境に分離することが可能になる。

新しい仮想化技術を搭載したプロセッサは、「インテル Pentium 4 プロセッサ 672」と「インテル Pentium 4 プロセッサ 662」の2モデル。どちらも11月14日より発売となっている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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