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パーソナルメディア、IoTエッジノード向けリアルタイムOS「μT-Kernel 3.0」の開発評価キットを発売

 パーソナルメディアは12月10日、IEEE(米国電気電子学会)の世界標準仕様に準拠したリアルタイムOS「μT-Kernel 3.0」の開発評価キット「μT-Kernel 3.0リファレンスキット」を発売開始すると発表した。

「μT-Kernel 3.0」は、組み込みシステムで約60%のシェアを持つTRON系OSの最新版。キロバイト単位のメモリしか持たないRFIDチップや微小なセンサーなど、ハードウェアリソースの厳しい機器にも搭載可能な軽量性と、ミドルウェアやデバイスドライバの追加が容易である、IoTのために必要となる多様な通信方式や通信デバイスにも容易に対応できるといった柔軟性を兼ね備える。また、省電力機能を備えており、電源供給の厳しい環境に置かれることが多いIoTエッジノードにおいて、電力消費を最小限に抑えたシステムを構築することが可能だという。

「μT-Kernel 3.0リファレンスキット」を利用すると、「μT-Kernel 3.0」を搭載した実際の組み込み機器やIoTエッジノードの実行環境を再現することができ、実機ハードウェアが動作する前の段階から実機向けのプログラム開発を進めたり、動作を検証したりすることができる。

「μT-Kernel 3.0リファレンスキット」は標準価格85,000円(税別)。

(川原 龍人/びぎねっと)

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