オープンソース

wolfSSL、MQTT v5.0をサポートする「wolfMQTT」をリリース

wolfSSLは7月5日、MQTT v5.0をサポートする「wolfMQTT」のリリースを発表した。

「MQTT(Message Queuing Telemetry Transport)」は、M2MやIoTのアプリケーションで、Pub/Subメッセージングモデルによる軽量かつ移植性の高い安全な通信を可能にするプロトコル。「wolfMQTT」は、コンパイル後のサイズが3.6kBと軽く、商用またはオープンソース(GPLv2)ライセンスで利用できる。MQTTはその設計上、リソース条件の厳しい組み込みデバイスのオーバーヘッドを減らすため、TCPのみに依存しセキュリティや暗号化のための規定はない。「wolfMQTT」は、MQTT v5.0仕様とQoS(Quality of Service)レベル0〜2をサポートし、組み込み向けSSL/TLSセキュリティライブラリのwolfSSLを介してSSL / TLS 暗号化を提供する。

対応OSはLinux、Windows、OS X、μITRON、T-Kernel、FreeRTOSなど。対応アーキテクチャもARM、アナログデバイセズ、Intel、マイクロチップテクノロジーなどが提供するチップセットなど。オープンソース版(GPLv2) wolfMQTTはWebサイトからダウンロードできる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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