オープンソース

ウェルビーン、アットマークテクノの「Armadillo-9」をベースとしたμITRON+LinuxのマルチOS 対応の評価キットを発売

ウェルビーンは4月2日、μITRON とLinuxの2 つのOSを同時に動作させることが可能な組込みCPU の仮想化ソリューション「WB-VRT」の導入・評価キット「WB-VRT 評価キット」の発売開始を発表した。

評価キットのプラットフォームにはアットマークテクノが開発したLinux 対応のARM9 CPUボード「Armadillo-9」、μITRONにはイー・フォースが開発したμITRON4.0準拠リアルタイムOS「μC3」を採用している。その他、評価キットにはArmadillo-9 上で動作するLinuxソースコード、Linux開発環境、μC3バイナリコード、WB-VRTバイナリコードなどが用意されており、導入直後に開発評価作業を開始できる。

「WB-VRT」は、モーター制御などのリアルタイム処理を実現するμITRON仕様のRTOSと、様々なソフトウェア資産を持つLinuxを1つのCPUで動作させることができるマルチOS環境。μITRON のリアルタイム制御向けソフトウェア資産を継承しつつ、通信プロトコルやGUIライブラリなど、Linux が得意なソフトウェア資産を活用することができる。μITRON・Linux の両OS から同一デバイスを制御することもでき、それぞれのOSの特長を活かした開発が可能となる。

「WB-VRT 評価キット」の販売価格は198,000 円。

(川原 龍人/びぎねっと)

[関連リンク]
プレスリリース