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Yahoo!、膨大な選択肢の中から適切な解を予測するAI技術「AnnexML」をオープンソースソフトウェアとして公開

Yahoo!は11月14日、膨大な選択肢の中から適切な解を高速かつ高精度に予測するAI技術「AnnexML」をオープンソースソフトウェアとして公開した。

 「AnnexML」は、Webのユーザのサービス利用データと、そのユーザがクリックした広告など、数十万件に及ぶ選択肢の組み合わせを学習し、Webユーザがどの広告をクリックしやすいかなどといった情報について予測するAI。2017年2月時点で、「AnnexML」を他のビッグデータ分析技術と比較したところ、同種の技術である「SLEEC」に比べ最大で約58倍の速度を記録したという。なお、この数値は世界最速だとしている。

 「AnnexML」の処理フローは、「学習フェーズ」と「予測フェーズ」からなる。「学習フェーズ」は、ユーザのサービス利用履歴などの情報を、数十件程度に圧縮したのち、グラフ構造に整理する。これにラベルデータを組み合わせることで予測モデルを構築する。「予測フェーズ」は、「学習フェーズ」と同じ流れで処理した特徴量データを元に、学習フェーズで構築したモデルを利用してラベルデータを予測する。

 「AnnexML」は、オープンソースソフトウェアとしてGitHubに公開されている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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