サーバー/ネットワーク

さくらインターネット、クラウド・複数台構成も可能な「さくらの専用サーバ」を提供開始

さくらインターネットは2月21日、物理サーバの性能とクラウドの使い勝手を備えた専用サーバサービス「さくらの専用サーバ」サービスを2月29日より提供開始すると発表した。

同サービスは、申し込みから利用開始までは最速10分、OSインストールやサーバ再起動はコントロールパネルからオンラインで自己完結でき、コンソール画面へのアクセスも提供、サーバは台数上限なく増やせる。サーバラインアップは、最速10分納品の「エクスプレスシリーズ」と、CPU、メモリ、ストレージなどフルカスタマイズ可能なBTOタイプの「フレックスシリーズ」の2種類。昨年11月に開所した国内最大クラスの大規模データセンターである石狩データセンターをファシリティとし、「さくらのクラウド」に続く第二弾サービスとして提供する。同社は、データセンターサービスの将来ビジョンとして、物理と仮想のリソースを一元的に管理でき、 APIを介してコントロールできる「プログラマブルデータセンター構想」を掲げており、この2つのサービスはその基盤をなすものとなる。構想実現への第一歩として、両サービスのネットワークを透過的に繋げる「サービス間L2接続」(VLAN ID変換)の提供も予定している。

提供されるラインナップは、コストパフォーマンスに優れる「エクスプレスシリーズ」、最大12台までのストレージが内蔵可能な「フレックスシリーズ」。「エクスプレスシリーズ」は、サーバに「HP ProLiant DL2000」を採用。価格は、最小構成で初期費用79,800円、月額料金は9800円。「フレックスシリーズ」は、サーバに「DELL PowerEdge R510」を採用。価格は、最小構成で199,800円、月額料金は27,675円となっている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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