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日立製作所、静岡銀行の次世代オープン勘定系システムの稼働開始を発表
日立製作所は1月5日、静岡銀行と共同開発する、静岡銀行の次世代オープン勘定系システムを稼働開始したと発表した。
本システムは、メインフレームの信頼性・堅牢性を備えながら、オープン基盤上で稼働する勘定系システム。オープンテクノロジーを全面採用することで、Fintechなどの新しい金融サービスやデータ利活用サービスとの連携が可能となり、静岡銀行のデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を支援する。
システム構造の全面刷新により、システム構築や運用コストを最適化するほか、環境変化へ柔軟に対応するための新商品開発や機能追加を可能とし、将来にわたって多様な金融サービスの提供や戦略的な経営方針の策定・遂行を支援する。
日立は、今後も地域金融機関のデジタルシフトの実現に向け、「2025年の崖(システムの長期利用によって老朽化・複雑化・ブラックボックス化したレガシーシステムのデジタルシフトが必要とされる中、基幹系システムを担ってきたエンジニアの退職・高齢化などによりレガシーシステムを把握しているエンジニアが不足し、適切な対応ができなくなる問題)」として指摘されるレガシーシステムのさまざまな課題に対し、高い信頼性が求められる勘定系システムを担うIT人財の育成強化や金融機関との人財交流などさまざまな面から支援を継続し、地域活性化や持続可能な地域社会の実現をめざす地域金融機関の変革に貢献するとしている。
(川原 龍人/びぎねっと)
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