オープンソース
デスクトップ・サーバ向け「Ubuntu 9.10」リリース、日本語ローカライズ版も
CanonicalのUbuntu Teamは10月29日、Linuxディストリビューション「Ubuntu 9.10」(コードネーム「Karmic Koala」)をリリースした。Desktop EditionとServer Editionが用意されている。
「Ubuntu 9.10」は、Debian/GNU LinuxをベースとしたLinuxディストリビューション。GNOME 2.28など、最新のソフトウェアを搭載している。Desktop Editionではルック&フィールの向上、オーディオ機能の改善などが施されている。また、Server Editionでは、「Ubuntu Enterprise Cloud」をサポートし、クラウド対応を強化した。
「Ubuntu 9.10」はWebサイトから無償でダウンロード・利用できる。
また、Ubuntu Japanese Teamは10月29日、「Ubuntu 9.04 Desktop 日本語 Remix CD」をリリースした。「Desktop 日本語 Remix CD」は、日本語に特化するためにオリジナルのUbuntuに修正を加えたエディション。オリジナルのUbuntuでも日本語は利用できるが、他言語の機能を犠牲するために制限がある。Desktop 日本語Remix CDは、この制限のため追加できていない修正を加えたもの。Desktop CD、VirtualBox・VMware用仮想マシンとして配布されている。「Desktop 日本語 Remix CD」は、Webサイトからダウンロードできる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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