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AMD、Zenアーキテクチャを採用したデータセンター・サーバ向けCPU「EPYC」シリーズを正式発表

AMDは6月20日(現地時間)、Zenアーキテクチャを採用するデータセンター・サーバ向けCPU「EPYC」シリーズを正式発表した。

今回発表された「EPYC 7000」は、個人向けアーキテクチャCPU「Ryzen 7」と同じダイを4個、MCM(Multi Chip Module)の形で搭載したサーバ向けプロセッサ。2ソケット構成も可能で、高い拡張性が実現されている。また、リソースバランスの最適化により、あらゆる用途に適した規模のコンピューティングを実現したほか、半導体レベルに組み込まれたデータセキュリティも実現した。

性能としては、データセンター市場で一般的なGCC-02 v6.3コンパイラのベンチマークなどで、2プロセッサ環境において価格性能比で40%以上の性能向上を記録したとしている。

初期版となる「EPYC 7000」は、2Pプロセッサが9製品、シングルプロセッサが3製品投入される予定。

(川原 龍人/びぎねっと)

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