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情報処理推進機構、開発者向けの安全なIoT機器・システム開発のための「『つながる世界の開発指針』の実践に向けた手引き[IoT高信頼化機能編]」を公開

情報処理推進機構 (IPA)は5月8日、安全安心なIoT(Internet of Things)機器や関連システム開発で求められる機能と、その実装上の考慮事項をまとめた手引書「『つながる世界の開発指針』の実践に向けた手引き[IoT高信頼化機能編]」を公開した。

現在、各国各所でIoT機器や関連システムの開発が進んでいるが、安全安心の基準が異なるシステムが相互接続することで、当初は想定していなかったリスクが顕在化することが懸念される。IoT機器・システム開発に携わる現場の開発者には、設計段階から「安全性の確保(セーフティ)」、「サイバー脅威からの防御(セキュリティ)」、「安定稼働の担保(リライアビリティ)」を満たした機器・システムの開発が要求される。

今回公開した手引書は、これら指針のうち技術面での対策が必要になる部分をさらに具体化し、IoT機器・システム開発時におけるセーフティ要件とセキュリティ要件、それらを実現する機能を解説したもの。

本書の特徴は、(1)安全安心なIoT機器や関連システム開発の要件と機能を解説(2)IoTの分野間連携に着目した5つのユースケースを紹介。IoTの分野間連携で想定されるリスクの洗い出しや、リスク対応に必要な機能を具体的に紹介。

この手引書は、Webサイトから無償で入手できる(要アンケート記入)。

(川原 龍人/びぎねっと)

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