セキュリティ情報

仮想化ソフト「Xen」にPVゲスト脱出の脆弱性

Xen Projectは4月4日(現地時間)、仮想化ハイパーバイザー「Xen」に、PV(準仮想化)ゲスト脱出の脆弱性が発見されたと発表した(CVE-2017-7228)。

この脆弱性は、悪用されると準仮想化ゲストが仮想環境を超えてすべてのシステムメモリに不正にアクセスできてしまうというもの。悪用された場合、権限の不正奪取の恐れなどがあるため、ユーザは対応が強く推奨される。なお、この脆弱性は、x86システムのみ影響を受け、ARMは影響を受けない。

この脆弱性が存在するのは、「Xen 4.8.x/4.7.x/4.6.x/4.5.x/4.4.x」の各バージョン。Xen Projectは修正パッチ「xsa212.patch」を公開しているため、ユーザはパッチを適用するか、各ベンダーから提供されるアップデートを適用する必要がある。

(川原 龍人/びぎねっと)

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The Xen Project
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