オープンソース

「Momonga Linux 5」リリース

Momonga Projectは10月10日、同プロジェクトが開発を進めるLinuxディストリビューション「Momonga Linux 5」のリリースを発表した。

「Momonga Linux 5」の主な特徴は、
○kernel-2.6.26の採用により、ハードウェアサポートの拡大、仮想化機能の強化、btrfsやnilfs、reiser4fsなどのファイルシステムをサポート
○Xorg-7.4及びMesa-7.1の採用により、グラフィックカードのハードウェアサポートを拡大し、OpenGLを利用したアプリケーションの高速化・安定化が施された。
○System V initの代替として、Canonicalが開発を行うupstartを採用。/etc/init.d/配下のSystem V initスクリプトは互換モードで動作する。
○gcc-4.3の採用
○Sun-Javaの代替としてopenjdk-1.6を採用(ただし、ほとんどのパッケージはgcj-1.5との組み合わせを前提にしている)。
○仮想化技術OpenVZに対応したkernelを採用

また、Momonga Linux 5では、必要なパッケージはネットワーク経由でダウンロードし、yumを利用してインストールするようになっている。

対応プラットフォームはi686およびx86_64。通常のi686版インストールISOイメージ、x86_64版インストールISOイメージの他に、ネットワークインストール用のISOイメージも同時に公開されている。またcoLinuxを利用したcoMomonga、VMWareイメージ、LiveDVDもまもなく公開されるという。

Momonga Linux 5は、ミラーサイトから無償で入手・利用できる。

(川原 龍人/びぎねっと)

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