セキュリティ

キヤノンITソリューションズ、ランサムウェア対策にも有効な中規模事業所向けファイアウォール「Clavister Wolfシリーズ」を発表

キヤノンITソリューションズは、中規模事業所向けの次世代ファイアウォール「Clavister Wolfシリーズ」を5月11日に販売開始すると発表した。

「Clavister」はアンチウイルス、アンチスパム、IDP、Webフィルタリングなど複数のセキュリティ機能をオールインワンで搭載した次世代ファイアウォール。攻撃に強い、高パフォーマンス、ハードディスクなど回転構造の記憶装置を持たず故障原因を最小に抑える構造、壊れにくいオープンソースソフトウェアを使っておらずそれらの脆弱性による影響を受けないなどの特徴がある。

今回、小規模向けの「Clavister Wolfシリーズ」と、150名~2,000名規模の事業所に適した「Clavister Eagleシリーズ」の2つの機種が発売される。また、同製品はスターティアが提供するネットワークサポートサービス「GateCare」に採用されており、「Clavister」に独自のサポートサービスを加えて販売される。この製品によって強制的にデータを暗号化するなどPCを動作不能にして身代金を要求するランサムウェアへの対策として活用できる。ランサムウェアはメールやWebアクセスを介して段階的に進入する巧妙な手口が取られるため、単一のセキュリティ対策では防御が困難であるため、同社は通信経路の出入口において複数のセキュリティ機能を多段に組み合わせて対策するファイアフォールが有効としている。

(川原 龍人/びぎねっと)

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