オープンソース
「Gentoo Linux 2008.0」リリース
Gentooは7月6日（現地時間）、Gentoo Linuxの最新版、「Gentoo Linux 2008.0」をリリースした。
Gentoo Linuxの特徴は、パッケージ管理システム「Portage」にある。Portageは、RPMのようなパッケージ管理システムとは異なり、ソースコードをコンパイルしシステム構築を行う。このため、システム構築の柔軟性・メンテナンス性が高い。また、コンピュータの状態を最新に保つことも容易であり、Gentooユーザは新バージョンにアップグレードしなくても最新の状態を保つことができる。
Gentoo Linux 2008.0では、インストーラの改良のほか、新しいドライバの追加や新しいハードウェアのサポートなどが施されている。Linux Kernel 2.6.24が採用されており、またパッケージにもPortage 2.1.4.4、Xfce 4.4.2、gcc 4.1.2、glibc 2.6.1など新しいものが採用されている。
また、LiveCD版のデスクトップ環境では、GNOMEの代わりにXfceが採用された。なお、x86およびamd64アーキテクチャ向けLiveDVDは今回のバージョンはリリースされていない。
Gentoo Linux 2008.0は、ミラーサイトから無償でダウンロード・利用できる。
（川原 龍人／びぎねっと）
