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富士通、スーパーコンピュータ技術の活用によりビッグデータ分析を30倍高速化
富士通は9月24日、ビッグデータの分析サービス「FUJITSU Intelligent Data Service データキュレーションサービス」の分析基盤において、スーパーコンピュータの開発・提供を通じて培ったハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)技術を用いることで、テラバイト以上の超大規模データの分析処理時間を従来比30倍に高速化したと発表した。同日、「データキュレーションサービス」を本基盤に移行し、活用を開始するという。
同社は、「データキュレーションサービス」向けに、複数のPCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY(プライマジー)」を高速なインターコネクトで接続したHPCクラスタを構築し、専用の並列処理ライブラリを適用することにより、1,000コアを越えるCPUの並列処理が可能となった。また、既存のオープンソースソフトウェア(RやPythonで書かれたアプリケーション、Hadoop、Spark、DeepLearning系フレームワークなど)を、大きな変更なしに運用できるという。
同サービスは「FUJITSU Intelligent Data Service」というサービス名で提供され、価格は個別見積もり。
(川原 龍人/びぎねっと)
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